PostgreSQLのパスワード入力
PostgreSQLには大きく分けて3つのパスワード設定方法があります。
- インライン入力
- PGPASSWORD環境変数による入力
- .pgpass設定ファイルによる入力
それぞれ説明していきます。
インライン入力
これは一番簡単な方法でpsqlを使うときに使用する方法ですね。psqlを実行したあとにパスワードを直接入力します。
$ psql -U sample_user password
PGPASSWORD環境変数による入力
シェルスクリプトや、アプリケーションから使うときはインライン入力ができないので環境変数か.pgpassファイルを設定して実行します。
環境設定に設定しておけばpsql実行時に毎回パスワードを入力する必要がなくなるので楽ちんです。しかし、今は推奨されていないので.pgpassを使うことをおすすめします。
$ export PGPASSWORD=password
.pgpass設定ファイルによる入力
これが一番安全で推奨されているパスワードの設定方法です。設定方法は簡単でPostgreSQLにログインするユーザのホームディレクトリに.pgpassを配置するだけです。
中身は下記のようになっています。設定内容もシンプルで簡単にできるのでこれがおすすめです。
//[IP]:[dbname]:[user]:[password] 192.168.56.10:samole_db:sample_user:sample:password // *を使ってこんな設定も可能 *:*:*:*:password
.pgpassの権限は600にしないと使用できないので忘れずに変更しておいてください。
$ chmod 600 ~/.pgpass
The following two tabs change content below.
髙妻智一
2013年CyberAgent新卒入社
スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。
2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。
最新記事 by 髙妻智一 (全て見る)
- Polkadot(Substrate)のアドレスとトランザクションについて - 2023-03-09
- 【無料公開】「Goで始めるBitcoin」3章 Bitcoinノードとの通信 技術書典8 - 2020-03-08
- エンジニアがゼロから技術ブログを書くための方法をまとめました - 2019-05-25
コメントを残す