Golangでバージョン管理を行うdepのオプションについて




Golangのバージョン管理ツール:dep

Golangでのバージョン管理にはdepが使われることが多いと思います。

今回はこのdepのオプションでよく使うものについて解説したいと思います。

-update

dep helpで表示できるオプションの説明はこちら。

$ dep help ensure
 ~ 途中略 ~
  -update       update the named dependencies (or all, if none are named) in Gopkg.lock to the latest allowed by Gopkg.toml (default: false)

-updateオプションをつけるとGopkg.tomlに従って、Gopkg.lock内の更新が許可されているパッケージを最新に更新します。

$ dep ensure -update

-vendor-only

次は-vendor-onlyについてです。dep helpで表示できる説明にはこのように書いてあります。

$ dep help ensure
 ~ 途中略 ~
  -vendor-only  populate vendor/ from Gopkg.lock without updating it first (default: false)

-vendor-onlyオプションを付けてdep ensureしたときにGopkg.lockファイルに設定したものを/vendor配下にインストールしてくれます。

$ dep ensure -vendor-only

このオプションを付けていない場合、Gopkg.lockファイルがあったとしても最新のバージョンでGopkg.lockを上書きして、最新のものをインストールしてしまいます。

CircleciでGopkg.lockファイルのチェックサムでパッケージをキャッシュする場合はこのオプションを付けるようにしてください。

-add

次は-addについてです。dep helpで表示できるオプションの説明はこちら。

$ dep help ensure
 ~ 途中略 ~
  -add          add new dependencies, or populate Gopkg.toml with constraints for existing dependencies (default: false)

-addオプションは必要なパッケージを指定してインストールすることができます。@をつけることでバージョンを指定することもできます。

$ dep ensure -add github.com/pkg/foo
$ dep ensure -add github.com/pkg/foo@^1.0.1

 

The following two tabs change content below.

髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






よく読まれている関連記事はこちら




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です