いつもギリギリになってる方へ
今回は、締め切り間際にいつも徹夜で仕事を終わらす人やそもそも見積もりが苦手な人に向けて書きます。
中島聡さん著の「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
」には、仕事との向き合い方、なぜいつも締め切りギリギリにしか仕事が終わらないのかなど自分にとってものすごく腹落ちする内容のものが多かったので紹介します。
見積もりが苦手な方へ
見積もりが苦手と書くと、そもそも見積もりって難しいし、ベテランの人しか正確にできないと思われてしまいます。それは間違いで、ベテランの人は難しい問題が解けるから見積もりが正確なのではと自分は考えています。
仕事が終わらない人は、得てして後半の応用問題を甘く見ています。
これまさしくそうで、とりあえず簡単なとこから取り組んで進めてみるとこれイケるなと錯覚してしまいます。そして、締め切りちょっと前に根本を覆してしまうような難しい問題がいきなり顕在化してしまう。
こうなるともうダメですね。締め切り前にやっぱりできませんでしたということになる。上司にはなぜ報告が遅いのかと詰められるし、周りに迷惑はかけるし不甲斐ないしと。
著者中島さんの結論からいうと
- 安請け合いしてしまう
- ギリギリまでやらない
- 計画の見積もりをしない
この3つをあなたの仕事が終わらない理由として挙げています。
1はできると思って見積もりを全くせずに仕事を受ける。
2は締め切りまで○ヶ月あるし余裕だなと思ってすぐ取り組まない。
3をしてないのはそもそもダメですけど、見積もりにブレがあるのはよくありますね。
徹夜で仕事を終わらす方へ
最速でいったん形にしてしまってから、余った時間でゆっくりと100点を目指して改良を続けるのが正しいのではないでしょうか。
プログラムという仕事の性質上といのもあるかもしれませんが、これはものすごく共感します。最初は汚くてもいいからコードを書きまくって見れるもの、動くもの、評価できるものを作る。そして残りの時間でキレイに整理、改良していく事が大事だと。
ラストスパート思考が諸悪の根元
仕事が終わらない多くの人が「まだ時間あるから大丈夫」「明日頑張れば大丈夫」といったラストスパート思考に陥ってないでしょうか?
小さい頃からこのクセがついてしまっている自分には耳が痛い話ですね。夏休みの宿題とかそもそも終わらせたことがありませんが笑
見積もるには、とにかくやってみることだ
最初の2日(工数10日)で、8割の仕事を終わらせる
ラストスパート思考を矯正するにはそのくらいハードなことをやらないといけない
この本を読んで実践するようになったことです。実際に実行してみて、最初は大変ですが後半がすごく楽で気持ちに余裕を持って仕事ができています。
上司も自分が動くものを早く見せることができているのでお互い認識の齟齬がなく安心して仕事を進められますね。
本書にはもっと具体的な方法や、超長期にまたがる仕事に関しても書かれているので是非手にとって読んでみてください。
髙妻智一
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