仮想通貨初心者向け
この本は仮想通貨初心者向けに非常にわかりやすく書かれています。あと最近流行ってるから仮想通貨を買ってみたという人にも勉強になります。
仮想通貨とは
約200年ぶりに国家が保証しない、管理のできない通貨が生まれたという点だ。
これこそ仮想通貨の本質ですね。言い換えるとはじめて管理者がいなくて誰を信用しなくとも成立する通貨が生まれたということですね。
仮想通貨投資を始める人はまずこの点について学べます。
お金というのは、人の共同幻想の産物なのだ。 多くの人が、それに価値があると信じれば、それはお金になる。お金になってしまう。 「お金は信用を数値化したものである」
日本では日本円に対してみんなが価値があると思うから価値があるってことですね。先進国の通貨であれば国の信用があるので他の国でも通貨になりえますしね。
ちなみにジンバブエではUSドルが使われてたりします。
中国では土地の所有権も政府のものだ。一般の人が購入できるのは、建物とその土地を 70 年間使用できる権利だけ。日本でいえば借地権しか購入できない。だから中国人が日本の土地に投資をするのは、合理的な行動だ。
中国の人ががそんな理由で日本の土地を買いまくってるのは面白いですね。土地、貨幣が国に支配されてしまっている国ではBitcoinが規制させるのは当然なのかもしれないです。
非中央集権
ビットコインは政府が干渉できないようにする仕組みを作ってしまった。 まず、明確な中央管理者がいない。中心となって開発を進めている技術者たちは存在するが、全世界に散らばる彼らを一網打尽にすることは不可能だし、法的な根拠も作れないだろ。
この仕組こそが仮想通貨を仮想通貨たらしめる価値ですね。
そもそも、銀行自体が必要なのだろうか。 ここまで本書を読んでくれた人なら、もう結論は出ているだろうが、やがて銀行に価値はなくなっていく。 銀行の最大の武器は、ブランド力による「信用」と中央管理による「安全性」だが、ビットコインは、取引相手を必ずしも信用しなくても成立する仕組みを作り上げた。テクノロジーの面だけでいえば、最高峰の安全性も持っている。
銀行がだめというか時代と共にそのときにあった価値の伝達方法が徐々に変わってきていることに銀行がついていけないことがダメなんでしょうね。
これは銀行にかかわらず、他の企業もこの流れについてこれないところは衰退していくでしょう。
髙妻智一
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