大学院への進学を考えるときの研究室の選び方




超重要な研究室選び

自分は大学から大学院へ進学するときに別の大学の大学院に進学しました。その時の大学院選び、研究室選びのときに考えたこと参考にしたことをまとめたので参考にしてください。

研究室のホームページは頻繁に更新されているか

研究室は企業と同じで資金がなければ設備を整えられないし、優秀な人材を採用することができません。研究の成果とは研究成果を出して世の中に還元すること、その過程として論文を書いて雑誌に載せること、いろんな学会発表にいって研究成果を発表することなどがあります。

上記のように研究室はいろいろな活動を通して研究成果を世の中にどんどん公表し、研究資金を集めなければいけません。そもそもこのような活動を積極的に行っていない研究室は本気で研究資金を獲得しようとしていないし、情熱も少ないのでお勧めできません。

極端な例として京都大学の山中教授のホームページをみるとほぼ毎日何かしらの更新があります。あんなに有名にも関わらず外向けの発信を常にしています。

研究室訪問には絶対行くこと

これもマストですね。大学によっては不定期ですが研究室を一般の人に向けて開放したり、大学院説明会なるものを開催しています。気になる研究室は絶対に1回以上は参加した方がいいです。

その理由として研究室所属の学生が直接説明をしてくれます。そこで研究の内容はもちろんのこと、研究生活の話、教授がどんな人なのかなど研究室にいる人からしか聞けない話はすごく貴重です。

話を聞いてみて自分にあっているか、所属したらこんな感じの生活になるのかなどよりリアルに感じることができると思います。就職でも、進学でもようはその環境にあっているかというのはすごく大事なので研究室訪問はどんどん行きましょう。話を聞くとモチベーションアップにもつながりますしね。

教授、学生と気が合いそうか

研究室訪問に言ったら積極的に話しかけましょう。話しかけて、教授、研究室の学生と気が合いそうか確認してください。

短くて2年、長いと6年ほど大学院には所属することになるので教授との相性がいいにこしたことはありません。研究室の教授とよくぶつかることのある知人がいましたが、研究が苦痛でしかなさそうでした。

また学生同士でも助け合っている雰囲気が出ているかは非常に大事です。大学院では一人一つの研究テーマを持つわけですが、一人の力だけで実験や論文を書くことは難しいです。

学生同士の仲が悪いと足の引っ張り合いや自分のことしか考えない学生のせいで自分が苦労してしまいます。

Dr.がいるか

もし研究室にDr.がいない場合はおすすめしません。大学院の修士だとわずか2年間、実質の研究機関は1年半ほどと短いため、Dr.がいるといないとでは専門分野に対する理解のスピードが変わってきます

高度な実験のやり方、考察など、難しい問題への解決方法は経験者に学ぶのが一番です。ちなみに自分の所属していた研究室には常時三人以上のDrが所属していため非常に多くのことを学ぶことができたと感じています。

自分が楽しそうと思えるか

何をやるにしても最後はここが一番大事です。せっかく大学院まで進学するのだから自分の興味のあることに没頭した方がいいです。たとえそれが大学での専門分野じゃなくてもいいと思います。

自分がそうだったのですが、機械工学から電気、物理、化学の分野に進みました。工学部の方なら分かると思いますが、専門性がガラッと変わりました。けれども、結局は楽しかったのでゼロから頑張ることができました。

大学での研究があまり楽しめなかったというのが大学院への進学理由の一つでもあるのですが、ここは絶対に外さない方がいいです。大学、大学院を辞めていった友人を何人か知っていますが、理由は楽しくなかったというのが一番の理由です。

これから大学院進学を考える人にとって少しでも参考になればと思います。

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髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






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