Spring Securityで@AuthenticationPrincipalを使ってセッション情報を取得する方法




Spring Security 4.1から使える@AuthenticationPrincipal

かなりざっくりですが、引数に@AuthenticationPrincipalをつけてことでSpring Securityの処理でセッションに保持した情報を自動的に取得することができます。

4.1以前はgetPrincipal() を使って取得しないといけなかったのでかなりスッキリかけるようになりました。

package com.sample.api.controller

import org.springframework.security.core.annotation.AuthenticationPrincipal

@CrossOrigin
@RestController
@RequestMapping("/user")
class UserController @Autowired constructor(private val userFacade: UserFacade, private val userService: UserService) {

    /**
     * ユーザ更新
     *
     */
    @PutMapping
    fun updateUser(@ModelAttribute request: UpdateUserRequest, @AuthenticationPrincipal userDetailDto: UserDetailDto): UpdateUserResponse {
        val userId = userDetailDto.id

        // 以前はこんな風に長ったらしく書かないといけなかった
        val userDetailDto: UserDetailDto = SecurityContextHolder.getContext().getAuthentication().getPrincipal() as UserDetailDto
        return UpdateUserResponse(userId)
    }
}

関連情報

Spring BootやSpring Securityに関しては下記にまとめているので是非読んで見てください。

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髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






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