過去の連載では記事の書き方について書いてきました。今回はTwitterを使った記事の広め方を解説したいと思います。
- 流入の9割はGoogleだけどTwitter運用も大事
- Twitter運用の方針を決める
これまで書いてきたエンジニアのための技術ブログの始め方もぜひ読んでください。
第1回:エンジニアのための技術ブログの始め方【サービス選択編】
第3回:エンジニアのための技術ブログの始め方【ネタ探し編】探すではなく作る
第5回:エンジニアのための技術ブログの始め方【読まれる記事を作るための戦略編】
流入の9割はGoogleだけどTwitter運用も大事
技術ブログの生命線はGoogleからの流入という話は前回の記事で書きましたが、Twitterをうまく使うとより多くの人に読んでもらえるようになります。
エンジニアの情報源の1つがTwitter
自分の観測範囲内ですが、Web系エンジニアの多くがTwitterを使っています。
使っているとは言ってもほとんどの方が見る専門で受動的に新しい情報やエンジニアとして有益そうな情報を得るために使っている感じです。
自分含めですが、Twitterでは技術トレンドやキャリア、考え方など今後有益になりそうなことを発信している人をフォローしている人が多いですね。
TwitterではGoogle検索しないテーマを発信
Googleは過去にストックされた情報の中から今困っていることに対して答えが欲しい時に能動的に使いますが、Twitterはフロー型なので最新情報だったり、すぐに役に立ちそうなテーマの情報を届けると読まれやすいです。
例えば、今後使われるだろうけど業務ではまだあまり使われていない最新トレンド技術の話や、自分がよく発信している技術ブログの書き方、キャリアなどについてですね。
実際、Twitterではこういった情報を得ることを目的にしている人が多いので相性はいいと思います。
技術記事はGoogleから、考え方とかトレンド情報はTwitterから
Googleからの流入は目的意識がはっきりしているので、かなりコアな内容でも読まれます。しかし、アウトプット方法や最新技術に関することは今すぐ必要なことではないからあまり検索されません。
逆にTwitterにコアな内容を投稿しすぎてもそんなに読まれません。空き時間に見ていることがほとんどなので難しい内容を投稿してもTwitterとは相性がよくないです。
このように今すぐ検索されないけどあったら読まれる情報として、トップエンジニアの考え方・働き方・キャリアについてなどですね。ある分野の第一人者のフォロワーが多いのはそういった要素が大きく影響しています。
今必要じゃない情報を能動的に取りに来る人はあまりいないので今後必要になりそうな有益なことを記事に書いてTwitterに流すといいです。
Twitter運用の方針を決める
フォロワーを増やしたいなら意味ないツイートをやめる
趣味アカウントならいいですが、エンジニアとして影響力を持ちたかったり、もっといろんな人に知ってもらいたかったら無駄なTweetをやめるべきですね。
例えばご飯ツイート、愚痴ツイート、アニメツイート、中身のないツイートなどです。無名のエンジニアの私生活なんて知っても何も面白くないですからね。こういうのをやって伸びるのはアイドルとかタレントだけです。
ツイートテーマを決めてプロフィールに反映
ツイートのテーマは2つ、3つくらいがいいんじゃないかなと思っています。
自分の場合はこんな感じで、キャリア・技術トレンド・アウトプットを基本テーマにツイートするようにしています。最近はアウトプットネタ多目です。

エンジニアのキャリア、技術トレンド、アウトプット方法について発信中|月間3万PVの技術ブログ運営中|エンジニア兼PMが得意|ブロックチェーンとバックエンドが主|Kubernetes/Firebase/Go/Node.js|東工大院 → CyberAgent → Ginco|技術コンサルの依頼はDMへ
最終的にプロフィールの紹介文を見てフォローされるか決まるので具体的にしっかり書くべきです。プロフィールと関係ないことを呟くと減ったりしするのでやはりツイートテーマは絞ったほうがいいですね。
Twitterは情報を発信する場
これは最近の自分の課題でもあるのですが、基本的にTwitterを見ても何も変わらないです。きっかけにはなるかもですが見るだけでは無意味ですね。
特にいろんな人をフォローしまくっている人は情報の取捨選択もできていないので無駄にタイムラインを眺めて時間を潰してることが多いと思います。
Twitterは情報を得る場として使うよりも情報を発信する場として使うとより効果的です。
まとめ
Twitterは能動的にはあまり検索されないけど今後有益になりそうな内容の記事を投稿するのに非常に相性のいいサービスです。読者との数少ない接点でもあるので発信するテーマを絞ることでコアなファンを作ることができます。
技術ブログを書いている人はぜひTwitterもうまく使ってみることをおすすめします。
髙妻智一
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