こんにちは高妻です。先日下記ツイートをしました。
エンジニアがスタータップで働くということは直近の報酬は諦めて数年後の大きな報酬を夢見て働くしかない現状は結構大きな問題だと思います。
これは多くのエンジニアが実感する問題だと思う。耳が痛い話だけどスタートアップにとってもエンジニアにとっても大事な話。 https://t.co/ZaXHfIzRbG
— 髙妻 智一@技術ブログ (@Tomokazu106) 2019年5月3日
エンジニアがスタートアップで働くことについて深掘りしたいと思います。
- 現状はスタートアップのエンジニアは貧しい
- 大企業正社員が向いているエンジニア
- フリーランスが向いているエンジニア
現状はスタートアップのエンジニアは貧しい
結論、やりがいとか新しい市場を作るとかそれっぽい理由をよく聞きますが、スタートアップは普通では手に入らないお金を稼ぎたい人じゃないと向きません。
スタートアップはほとんどうまくいかない
スタートアップは上場して超お金持ちになるみたいなイメージを持っている人が多いと思いますが、ほとんどのサービス、会社はうまく行かずに利益をあげられないです。
利益はあげられても、上場するまでに会社がでかくなるのはごく一部なのでみんなが想像するようなお金持ちになるのは至難の技です。
日本のスタートアップは報酬が少ない
日本のスタートアップだけかもしれないですが、報酬はWeb系の企業よりも3桁万円以上は確実に下がります。独身の若手なら許容できるかもしれませんが、結婚してたり、子供がいる方には現実的に選択しづらいです。
フリーランスと比較すると半額くらいになる場合もあります。なのでKBOYさんは動画でも話している通り、今はスタートアップには参加しないと表明しています。
今日の動画!本音トーク。
僕がスタートアップに正社員JOINしたくない理由 https://t.co/CmRfsD9rkV pic.twitter.com/YWEoL6gMLu
— KBOY (エンジニア系YouTuber) (@kboy_silvergym) 2019年5月2日
今日の動画!本音トーク。
僕がスタートアップに正社員JOINしたくない理由 https://t.co/CmRfsD9rkV pic.twitter.com/YWEoL6gMLu
共同創業者として株を持っていないとみんなが想像しているような富豪にはなれないです。ストックオプションをもらうにしてももらうまでに時間がかかったり、もらっても上場しないと換金できないのでほとんどの場合は紙くず同然です。
成功した場合のリターンは破格
上にあげたリスクをとってまでもスタートアップで働くにはそれを上回るリターンがあるからです。人並みに生活したい人がスタートアップを選択する意味はないです。
そういう生活をしたいならWeb系の大企業に入って転職を繰り返す方がいいと思います。そっちの方が収入が安定するのは明らかです。
入ってみないとわからないのも事実
自分は大企業もどベンチャーもどちらも経験しているのでそれぞれのメリット・デメリットを直に体験しています。どちらも経験したいるからこそ中途半端な感じでスタートアップに入ると辛い思いをしちゃいますね。
同様の意見もあるので下記を紹介しておきます。
スタートアップに入らないとこの思考が手に入らない可能性は高いので僕はスタートアップをオススメしますよ😊
スタートアップだから得られる速度、思考、情熱はやっぱり体験しないとわからない。
僕はスタートアップもメガベンチャーも経験してますがどちらも今の糧となってます🙋♂️
— nori 村本章憲 (@1amageek) 2019年5月3日
スタートアップに入らないとこの思考が手に入らない可能性は高いので僕はスタートアップをオススメしますよ😊
スタートアップだから得られる速度、思考、情熱はやっぱり体験しないとわからない。
僕はスタートアップもメガベンチャーも経験してますがどちらも今の糧となってます🙋♂️
Web系大企業正社員が向いているエンジニア
大企業が向いているエンジニアは研究開発だったり、技術を突き詰めるのが好きな人はスタートアップよりも大きいWeb系の企業に行くといいですね。
CyberAgentとかWeb系の大きい企業は研究開発の部署がある
サーバーエージェントではAIラボ、秋葉原ラボという部署があります。AIラボはその名の通りAIについて産学連携を中心とした賢雄開発を、秋葉原ラボは大規模データ処理、データマイニングに関して自社データを使って研究開発を行なっています。
海外だと割と普通かもしれませんが日本でここまで積極的に研究開発を行なっているところ大手企業しかありません。
サイバーに限らずWeb系の大きい企業では割とどこでもあると思うので研究やスキルアップを目指したい人はこっちの方がおすすめですね。そもそも体力のあるところじゃないとこういうことはできないのでスタートアップではできないですね。
大規模サービスに関われるので転職もしやすい
大きい企業に入社できるといきなりトラフィックの大きいサービスに関わることができます。
こういったサービスに関われると大規模サービス特有のノウハウやスキルを学ぶことができるので他の大きい会社にも転職がしやすくなりますね。
大きい資本を利用したいエンジニア
資本の大きい企業にしかできないサービスの作り方、市場があるのでそういう分野にたまたま興味があるひとは大企業を選択すべきですね。
スタートアップはやれることが限られてますし、小さくはじめて少しづつ大きくしていくものなので正反対です。
フリーランスが向いているエンジニア
フローランスが向いている人は安定的に高収入を得たい人に向いています。スタートアップに行くと収入は下がるし、会社に属していると時間・場所に縛られたり、興味のあることにパッと動くことができなかったりするので、全てを自分で管理したい人に向いています。
いろんなサービスに関わりたい
一つのサービスだけを作るのではなく、転職履歴を作らずにいろんなサービスに関わりたい人はフリーランスがいいですね。
その分、キャッチアップのスピードや、それぞれの会社にあったやり方に対して柔軟に対応しないと行けないので基本的にこういったスキルが高くないと働きずらいと思います。
契約は短期で結ばれることが多いので仕事を常に探したり、自分を売り込むのが好きな人だと向いています。
まとめ
スタートアップ、Web系大企業、フリーランスそれぞれの特徴を見てきましたが、エンジニアの方は自分のやりたいことや働き方をしっかり見極めて選択してください。
本日は以上です。
髙妻智一
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