Bitcoinのトランザクションに関する用語解説




Bitcoinの基礎となる単語をわかりやすく説明しておこうと思いまして、今回はトランザクションに関する用語を説明したいと思います。

Transaction

トランザクションとはAさんからBさんにBitcoinを送ったという情報が記載されているデータのまとまりのことを言います。

ブロックチェーンにはこのトランザクションのデータが大量に記録されており、誰でもデータを閲覧することができます。

このトランザクションは大きくTransaction InputとTransaction Outputという二つのデータで構成されています。

Transaction Input

Transaction Inputを構成するのは大まかに自分が所有しているUTXOと後述するLocking Scriptを含みます。

Transaction Output

Transaction Outputを構成するのはUnlocking Scriptと送金額です。送金先のアドレスの秘密鍵を持つ人にしか解除できません。

Unspent Transaction Output:UTXO

UTXOとは日本語では未使用なトランザクションアウトプットといいます。

このUTXOをTransaction Inputに含めることがでBitcoinの送金を行うことができます。

Script

BitcoinのScriptは非チューリング完全な言語で、無限に動き続けるスクリプトが作られないようにループ処理ができないシンプルな仕組みで動いています。

Locking Script

Transaction Outputに設定します。このトランザクションの送金先アドレスの秘密鍵でしかこのスクリプトを解除できないように設定します。

基本的にBitcoinでは5つのScriptしか有効化されいません。それはP2PK、P2PKH、P2SK、マルチシグ、OP_RETURNです。

Unlocking Script

Unlocking Scriptは上にあげたOP_RETURNを含まない4つの方法にあったScriptを設定することでそのUTXOを自分の資産として使うことができるようになるます。

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髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






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