レイヤーとは
仮想通貨界隈でよく聞くレイヤーというものについて説明します。レイヤーにはレイヤー1とレイヤー2があります。
レイヤー1はブロックチェーンのことでインフラとも言われています。レイヤー2はブロックチェーンから離れたオフチェーンのことを言います。
オフチェーンについてはこちらの記事を参照してください。
レイヤー2の具体例
レイヤー2の具体的な実例として、仮想通貨取引所、ビットコインのライトニングネットワーク、Ethereumのライデンネットワークなどがあります。
取引所で行われる取引はブロックチェーン上には記録されません。取引が行われると取引所が管理しているデータベースに記録されるためオフチェーン上での処理となります。
ライトニングネットワークとライデンネットワークはレイヤー2として機能するもので、オフチェーン上での少額送金を高速でおこなことができるようする技術です。
現状のビットコインの送金では手数料が数百円とかかってしまうのでそれ以下の金額を送る利点がありません。この問題が上記技術で解決されればビットコインがより決済手段として使われるようになり、応用の幅が広がります。
まとめ
仮想通貨はレイヤー1での進化はだいぶ進んできたので、今後はレイヤー2での技術革新により、さらなる飛躍を遂げると思われます。
レイヤー2が実現することで仮想通貨はより身近なものになり、多くの業界でなくてはならないものになるでしょう。
仮想通貨投資をするにしてもこのような技術的な話を理解していた方がいいと思うのでぜひ学んでみてください。
おすすめ書籍
ビットコインとブロックチェーンの詳細をしっかりと学びたい方にはこちらの書籍が非常におすすめです。ウォレットの仕組み、楕円曲線暗号、P2Pプロトコル、公開鍵暗号などビットコインを支える技術について詳細に解説されています。また、サンプルコードを通して実際に手を動かして学べるので非常に濃い内容となっています。
こちらはブロックチェーンの初学者向けになります。ブロックチェーンの応用例の紹介から基礎的な理論まで分かりやすく図解で解説されています。また、ビットコインやEthereum、HyperLdger Fabricを実際に稼働させてみて動作を理解するためのサンプルコードの解説もあります。
髙妻智一
最新記事 by 髙妻智一 (全て見る)
- Polkadot(Substrate)のアドレスとトランザクションについて - 2023-03-09
- 【無料公開】「Goで始めるBitcoin」3章 Bitcoinノードとの通信 技術書典8 - 2020-03-08
- エンジニアがゼロから技術ブログを書くための方法をまとめました - 2019-05-25
コメントを残す