前回はどんな内容を記事にするといいか書きました。読んでいない人は下記リンクから読んでみてください。
第1回:エンジニアのための技術ブログの始め方【サービス選択編】
今回は記事にするネタの作り方を深掘りしたいと思います。多くの人がネタがなくて書くことができないと言いますが探すのではなくて作るということがキモです。
- ネタは探すのではなく作るが正しい
- それでもネタが切れたら
ネタは探すのではなく作るが正しい
記事ネタは探すのではなく作ると考えた方が効率的です。
例えば、「なんかネタになるものをネットで探すか〜」よりも「最近気になる〇〇を試してみよう」と動いてその内容をネタにした方が効率がいいです。
闇雲に探すという行為はゴールがないので、それよりも〇〇をやってみるというゴールに向かって行動した方がネタが見つかるわけです。
結局記事のネタになるのは過去の経験から来るものなので行動することが1番のネタ作りになります。
積極的に新技術を試す
エンジニアであれば今きになる技術を試してみることが一番ネタになりますし、需要が高いです。今の自分であれば先週発表されたCloud Runを試してそれをネタに技術ブログを書いてみる予定です。
最新技術を学べるし、みんなが欲しい情報を提供することもできるので一石二鳥です。新しい情報は数が少ないのであるだけで価値が高いのでこれはどんどん試すことをおすすめします。
技術の深掘り
試した技術をさらに深掘りするといいです。
例えば、最近だと
「Kubernetesを使っているけど中身の仕組みを知らないからネットワークについて調べる」
↓
「調べた結果、CNIという仕組みでネットワークが構築されていることがわかった」
↓
「KubernetesのCNIにはFlannnelとCalicoが使われることが多く、それぞれ別の方法で実現している」という感じです。
一つ調べるとわからないことが2、3出てくるのでそれをさらに調べるだけです。
これだけで3つの記事を書きました。記事を書いて仕組みを整理できたことで、Kubernetesへの理解を深めることができるわけです。
イベント、勉強会に行く
新しい技術といっても何を試すべきか悩んでしまう人は勉強会に行ってみるといいです。内容はなるべく自分が知らない分野で新しいことを紹介しているところがいいですね。
自分の場合は業務でKubernetesを使っていますが、IstioやConsulなどのサービスメッシュを使ったことがなくどんなものかもよくわかっていなかったのでCloud Nativeという勉強会に行ったりしています。
行けば新しい知識を経験談含めて吸収できるし、そのイベントレポートをブログにすればより理解も深まります。
それでもネタが切れたら
基本的に上であげたことを行うことが大事です。上記を実行すればあとは自然と次にやるべきことが芋づる式で見つかるはずです。
それでもネタは切れるときがあるのでネタ作りのコツを書いておきます。
効率的な探し方
Twitterで「GCP 悩む」と検索してエンジニアがどんなことで困っているか探したりします。これで前もって探してネタ作りのための準備を仕込んでおきます。
Twitterはエンジニアの方がうまいくいかないことを呟くことが多くネタの宝庫なので要チェックです。「〇〇 悩む」や「〇〇 デメリット」がお勧めです。
古い情報を最新情報にする
業務時間中にいろいろ調べると思いますが、全てが最新の情報ではないですよね?参考にはなるけど古いデータはそれだけで解決できないことが多いのでさらに調査に時間がかかったります。
こういった古い情報で困ったら新しいバージョンで記事をアップするといいです。最新城はそれだけ価値があります。
過去にやったこととの比較
過去試したことならあまり準備を必要とせずに書けるかと思います。昔のことを書くだけでもいいですが、そのあとに新しいものとの比較を書くといいですね。
あまりにも前のことは記憶が曖昧になってしまうので調査せずに間違ったことを書かないように気をつけましょう。
まとめ
記事のネタは探すではなく作ることが大事ということについて深掘りしてみました。
目的をもって行動することで効率的に動けて成果が出せるので意識して取り組んでみてください。本日は以上です。
髙妻智一
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