MacBookにコーヒー
つい先日、買って半年ほどのMacBookのキーボードにコーヒーをこぼしてしまいました。一瞬で終わったなと思ったけども、パソコン自体は壊れませんでした。
少量だったことと、こぼした後すぐ拭けたことが良かったのかと思います。
けど、それからはキーを押すとバリッとかベリッとか音がしてスムーズにキーが押せません。Shiftキーとスペースキーなんかはもう押すことすらできなかったけどなんとか反応してくれる状態でした。
ジーニアスバーのチャットサポートが良かった
さすがにこれだと仕事ができないので、アップルストアのカスタマーサポートがチャット対応してくれるサービスで質問してみました。このサービスは下記リンクから無料ですぐに使えます。
https://www.apple.com/jp/retail/geniusbar/
このサービスすごく良かったです。返信がすぐ来るし、返答内容が的確でさらに相手側からどんどん提案がきます。
チャットの内容は、アップルではキートップを外しての清掃はしていないこと、ジーニアスバーの予約受付について聞くことができました。
この時点でアップルストアに行く必要はなかったのですが、ダメもとで行くことにしました。ちょっとした相談ならジーニアスバーの予約も必要なしに係りの人がすぐに対応してくれました。
アップルストアでの修理費用と期間
ジーニアスバーで修理費用について聞くと、キーボード全部を取り替えないといけないらしく4万円ほどかかり、修理期間はだいたい3日程度で終わるみたいですが1週間は最大みておいて欲しいと説明を受けました。
アップルケアには加入していましたが、飲み物をこぼした場合は保証が効かないみたいです。
ベストは土曜の朝持って行って、日曜の夕方に完了してくれれば修理を頼みたかったのですが、多分無理とのことなので修理依頼はやめておきました。
自分で対処しました
ダメもとでスタッフの方に自分で掃除する方法ないですか?と尋ねると、おすすめはできませんがありますよとのこと。
その方法は、テレフォンカードみたいな薄くて硬いものでキーを外せるとのこと。あと、海外サイトだったら詳しく解説されてるので参考にするといいですよと教えてもらいました。
確かに日本語サイトだと2016以前のMacBookのキーの外し方はたくさんあるのですが、2016年モデルの薄くなったMacBookのキーを外す方法は一つも見つかりませんでした。
アップルストアのスタッフに内緒で教えてもらった通り硬くて薄いカードを用意して、海外サイトの動画などをみて試してみました。
外し方
まずWキーの上側にカードの角を差し込みます。アルファベットのキーの場合は上側に差し込むのが重要になります。決して他の方向から持ち上げてはいけません。キーが破損する原因となります。自分は正しくない方向から外してしまいスペースキーを壊してしまいました。

下記画像のようにゆっくりとキーを持ち上げます。ある程度持ち上げるとバチッと外れる音がします。キーの上側2箇所が留められているのでもう一回パチっと外せばOKです。

2箇所外すとこのようになります。上側をそのまま持ち上げれば下側も外れます。
キーの裏側と中身
外すとこんな感じです。四隅に少し見える突起物がキーとの接続部分です。
これがキーの裏側で、左側がキーの上部になります。写真の画質が悪くて若干しか見えませんが左側がコの字型になっていて上記画像の突起部分とつながります。
キーを外したあとは綿棒を少し湿らせて綺麗にしれあげれば大丈夫です。自分はこれだけでキーのベタベタ感がなくなりました。次はキーの戻し方ですが外したのと逆でつければ大丈夫です。
キーの戻し方
キーの下側から先につけて上部2箇所を順番にパチっとなるまで押さえ付ければ完了です。

キーの上側から外すのはアルファベットのキーだけで、キーボード一番上のFキーは左側からスペースキーは下側からと外し方には気をつけなければいけません。戻し方を間違うと突起部分が壊れてしまいキーを元に戻すことはできなくなります。
まとめ
- アップルストアに持っていくと1週間くらい預けて修理費用に4万円くらいかかる。
- アップルケアに加入していても飲み物をこぼした場合は保証外となる。
- アップル製品で困ったらジーニアスバーまたはチャットサポートを使うといい。
- 自分で対応する場合は壊れる可能性があるが短時間で修理可能。
- 作業自体は全然難しくないのでちゃんとしたやり方で行えば壊れることはない
キーボードがベタベタになった時は絶望しましたが、なんとか復旧できてよかったです。別のキーでもっと詳細な情報が欲しい場合はコメントくれたまた書きます。
おすすめグッズ
エアダスターで定期的にキーボードの隙間についている細かいほこりや、食べかすを吹き飛ばすようにすると故障を防げます。
シリコンのキーボードカバーをかけると今後同じようにコーヒーをこぼしても被害を最小限にできるのでおすすめです。
あとMac Bookを守るカバーもおすすめですね!このカバーはフェルトなので衝撃や汚れからPCを安全に保管できますし、見た目もオシャレです。
髙妻智一
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初めまして。
記事参考になりました。
私も先日、deleteキーとenterキーに甘い飲み物をこぼしてしまい
押し込みが違和感があるものになってしまいました。
deleteキーのみ外したところ爪が破損(引っ掛ける方で片側のみ)してしまい、
うまく元の状態に戻せません。
また、enterキーは未だ押し込みに違和感があるままなのですが
どのように取り付け、クリーニングをしたらよろしいでしょうか。
ご回答いただければ幸いです。
コメントありがとうございます。
参考になったみたいでよかったです^ ^
enterキーはまだ試していないので今すぐに回答できないのですが、なるべく早く試してこの記事に追加したいと思います。
私も同様にいくつかの、べたついたキーの清掃に成功しました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
記事中のFキー(Function F1〜F12)ですが、外れる爪の側は、左からでした。
当方、2017のMacbook 12″ Retinaなので違うのかもですが。。。
あと、試したところでは、
control(JISキーバージョンなので下から3段目)は通常キーと同じく上から、
Shift(右側しか試していませんが)も上から。ただしこれは幅広のため爪が4つありました。
そして、カーソルキーの上下が難しく、↓は左からですが、↑は右からでした。
この2つは共通のキートップを使っているため互い違いにセットされている模様です。
(可能性としては個体によって逆にセットされている可能性もあるかも)
カーソル左右は通常通り上からで、左右別のキートップ部品でした。
清掃した箇所が一部なので限定的な情報ですがご活用いただければ。。。。
コメントありがとうございます。
Fキーを確認したところ確かに右からでした。記入ミス申し訳ありません。すぐに修正しました。
他のキーに関しても貴重な情報ありがとうございます。Appleがこのうような情報を出してくれると一番いいんですけどね。。。
自分もわかったことがあったら追記して行きますので今後ともよろしくお願いいたします。
こんにちは。記事ありがとうございました!買った当初から動きが悪いキーがあって困っていました。だましだまし使っていましたがいよいよ苛ついて修理に出すかと思った時にはうっかり保証期間切れてしまっていてどうしたもんだか・・・orzと思っていました。
ダメ元で記事を参考に思い切ってやってみたところ、うまく外れてくれました。機構を確認するのに隣のキーも確認しならが比べてみたら、そのキーはバタフライ部分が動かしても動かず、簡単に言うと跳ね上がっていない状態だったのでキーが沈んで戻らない状態になっていました。外したカードを利用してバタフライ部分の下に差し込んでみたところ、バタフライの部分の見えないところに極小のプラスチックの破片のようなものが噛み込んでいてバタフライが戻らなくなって動きが悪くなっていたようでした。
もともとの個体差もあるのか今でも多少動きは悪いですが使えるレベルになりました!
これはどう見ても組み付け時に噛み込んだのではないかという案件でしたがストロークが小さいからこういうことも起こるんでしょうね・・・
とにかくありがとうございました!
ぺんぎんさんコメントありがとうございます。参考になったみたいでよかったです。
キートップの裏側のはめ込み部分は薄くて脆い作りになっているので初期不良だったかもしれませんね。
Apple製品であっても初期不良はあるみたいなので購入初期に気付いた場合はすぐ連絡した方がいいかもしれないです。自分は以前、トラックパッドの感度が悪く連絡したらすぐ交換してくれました。しかも自宅まで配送してくれてその場で交換という超絶待遇がよかったです。もしかしたら電気屋の対応なのかもしれませんが。
始めまして私も少し甘いものを右側にこぼしてしまいましして、デリートkeyのみ不調
キーストロークが浅い感じでキーの音がしなくなってしまいました。デリートkeyを外す
のは上からですか??
遅くなりました。Deleteキーは試してないのでわからないです。すいません。
はじめまして。私もこぼしてしまってベタベタして
Enterキーとshiftキーが動きが悪くなったので参考にさせていただいて外してみました。
右側のshiftキーは上から、Enterキーは左から外すとうまく行くと思います。
わからずにEnterキーを上からやってしまいましたがどうにか壊れずに外せました。
参考になれば幸いです。
貴重な情報ありがとうございます!
このページにこんな風に情報が集まってきて嬉しいです!
今後ともよろしくお願いします。
この記事ほんとすげーよ!
感謝!
コメントありがとうございます!参考になったみたいでよかったです!
追加情報とかここにもらえると嬉しいです!
素晴らしい!
今日、下記の修理プログラムで修理出したばかりですが、汚れのためとかでは、有償になりそうですね。
https://www.apple.com/jp/support/keyboard-service-program-for-macbook-and-macbook-pro/
有償だったら、この記事を参考にキーボードを復活させます!ありがとうございます‼︎
コメントありがとうございます!
Appleにそのようなプログラムがあるとは知りませんでした。
有益な情報ありがとうございます!
インド留学しているものです。日本ではこまめにエアスプレーなどで掃除していましたがこちらでは手に入らないので、delete キーが反応しなくなってしまい途方に暮れていました。キーを外したらすぐに元どおりになりました。本当に助かりました。
コメントありがとうございます!この記事が参考になったみたいでよかったです!
コツなどありましたらコメント欄に追記していただけると嬉しいです。
ここを訪れた方の参考になる記事にしていけたらと思います。
大変参考になりました。
少量のコーヒーのシズクがカーソルキーに付着して動きがが悪くなっていたところ、こちらのページを参考にテレホンカードのようなもので、外さずに差し込んで1周したところカスが取れて元通りになりました。
ありがとうございます。
なんと有益な情報が詰まってるブログだろう。
このタイプのキーボードのキーの外し方を知れたのは
この上ない幸せ。
言われてみれば構造見て「そりゃそうだ」って思えますが
言われないとわからないのものなんですよね。
USキー版のmacbookpro16インチ2019年モデルで試しましたが爪の向きが紹介と異なりました。
「D」と「K」と「Enter」の3つを外しましたが、いずれも下から外す構造でした。
それに気づかず「D」は上から何度も外そうとテコったので、どこかが変形してしまったのか、指で触れると一つだけ他よりもカシャカシャと軽い揺れる音がするようになりましたorz
このような読者さんを生まないよう、記事中で必ずしも上から外す構造でないことを明記しておくのが良いと思います。