Node.jsでの環境変数の設定方法
環境変数の設定方法には幾つかあるので簡単なものから紹介していきます。
export
一番一般的な方法で、簡単に設定できます。
export NODE_ENV=develop
取得方法
const env = process.env.NODE_ENV; console.log(env); // develop
起動スクリプトに設定
環境変数をいろんな値で汚くしたくない場合は下記のようにnode実行時に簡単に設定できます。取得方法は同じです。
NODE_ENV=develop node app.js
dotenv
npmモジュールなので下記でインストールします。
npm install --save dotenv
プロジェクトのrootディレクトリ直下に.envファイルを作成し、環境変数を設定。
NODE_ENV=develop
起動するスクリプト内で読み込めば取得できます。
import 'dotenv.config'; // require('dotenv').config(); es5の場合 const env = process.env.NODE_ENV; console.log(env); // develop
dotenvはnode-configと組み合わせることもできます。まずは下記コマンドでインストールします。
npm install --save node-config
config/custom-environment-variables.jsonを作成し、下記を設定します。
{ "env": "NODE_ENV" }
config/develop.jsonに下記を設定します。
{ env: null }
これでnode-configから環境変数を取得することができるようになります。先にdotenvを読み込んでおかなければいけません。
import 'dotenv/config'; import config from 'config'; const env = config.get('env'); console.log(env); // develop
まとめ
- exportで設定
- 起動スクリプトに設定
- dotenvで設定
- dotenvで設定したものをnode-configから使用
設定方法はたくさんあるのでプロジェクトの規模や進捗具合で最適なものを選択するのがいいかと思います。
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