Lightning Networkをクライアント型ウォレットから使う方法




BlueWallet

BlueWalletはカストディアルウォレットと言われていて、間接的にLightningNetworkを使用したウォレットとなっています。

BlueWalletから直接ペイメントチャネルが張られているわけではなく、デフォルトでは運営側が建てているLNDが他のノードとペイメントチャネルを張っていて、それをLNDhub経由で使用しています。なので、LNDhubには認証機構があって、userIdとaddressがそこで管理されています。。ちなみにRedisがデータストアとして使われています。

運営側としてはLNDhubをOSSとして公開しているので1つのLNノードにペイメントチャネルが集中することがないようにしています。

BlueWallet brings zero-configuration Lightning payments to iOS and Android

構成要素

  • LNDhub
  • LND
  • BlueWallet(React Native)

LNDhub

LNDをgRPC経由で使用できるLNノードのラッパーでNode.js(pure js)で実装されている。LNDはGolang。

GitHub: https://github.com/BlueWallet/LndHub

Eclair Wallet

Eclair Walletは自身がLNノードとして機能します。Eclair WalletはEclairノードから派生して作られており、BOLTs仕様を全て満たしたノードではないそうです。

また、Eclair Walletはカストディアルウォレットではなく、自身のウォレットからLNノードに対してペイメントチャネルを張ることができるクライアント型ウォレットです。

ペイメントチャネルを作る際に自分からしかfundingできないため、送金しかできません。受け取りをするためには双方向でペイメントチャネルを開くしかないです。

BlueWalletはこのUXを改善するために管理されたLNDを使うようになっている。

Eclair Wallet is now Eclair Mobile

Denryu Wallet

Denryu WalletとDenryuHubを使うことでLAppsとシームレスに連携できるようにが作られています。ペイメントチャネルはDenryuHubから作ってくれるので、受け取りができます。

構成要素

  • Denryu Hub:LNDhubとは違いこれ自体がLNノードになっている
  • Denryu Wallet:DenryuHubと直接ペイメントチャネルを張ることができる

Denryu HubのAPIは近日公開予定とのことで誰でも使えるようになる
Lightning Network上で誰でも簡単にマイクロペイメントを受け取れる Denryu System βリリースのお知らせ

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髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






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