生産性について考える
今回は日々の業務に忙殺されている人に向けて書きます。
月○○時間も残業してる、毎日終電、というのは一時的だったらいいかもしれませんがずっと続けられないのは明白です。
そんな自分もつい最近まではこんな状態でした。こんな状態の時はどんどん仕事をこなしている感覚もあるし、目に見えて成果物ができるのでさらに頑張ってしまいます。
無茶な働き方は続かない
伊賀泰代さん著の「生産性
」を読んでから、当時の自分の働き方はダメだったなとはっきり言えます。そんな風に思えたフレーズを紹介します。
通常のオペレーション業務の生産性を向上→余裕時間を生み出す→その時間をイノベーションのために投資する
これ全くできていませんでした。ひたすら日々の業務をこなすのにいっぱいいっぱいで、何か劇的な変化を起こせるようなことに時間を使う余裕が全くありませんでした。
イノベーションを作るには余裕が大事
組織全体が生産性の向上に意欲的になることこそが、イノベーションを生みやすい組織風土をつくるのです。
生産性をあげることへのこだわりを欠く組織からは、「ちょっとおもしろいアイデア」レベルのものしか出てこないのです。
日々の業務に追われる人ばかりだとその組織からはイノベーションが生まれにくいということが論理的に説明されています。
まさしく自分も組織もこの状態だったなと思います。
この「生産性」という本ですが、全部読まなくても序章を読むだけでもなるほどと感心することが多くあります。
生産性の根本的な考え方
企業の人材採用を例に、もっとも生産性の高い採用方法について書かれています。
最も生産性の高い状況というのは、「最終的に入社をする10人だけが応募してくる」ことです。
一般的には大規模な就職説明会を開き、大勢の応募者の中から内定を辞退する人も含めて採用しているのが実態でしょう。
「アウトプットを増やしたければ、その分、インプットを増やすべき」という発想には、生産性の概念が完全に欠如しています。
こういう、10人採用するには100人くらい応募がこないとダメだという思い込みが生産性の低下に繋がっていると説明されています。自分もこの思い込みがすごく強いのでインプットの仕方も工夫しないといけないと痛感したところです。
どうでしたか?序章を読むだけでもハッとすることがかなり多いですし、仕事のモチベーションアップにも繋がる良書だと思います。
これからは「生産性」を肝に命じて頑張りましょう!!
髙妻智一
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