EC2にJenkinsをインストールする




インストール手順

EC2のインスタンス作成方法は省きます。

EC2のJavaのバージョン確認

$ java -version
java version "1.7.0_151"

Jenkinsのインストール

インストールした時のバージョンはver 2.82でした。

$ sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins.repo
$ sudo rpm --import https://jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key
$ sudo yum -y install jenkins

起動したけどJavaのバージョンでエラー。ver 2.82付近だとJavaのバージョンを上げないといけないみたいです。

$ sudo service jenkins start
Starting Jenkins Jenkins requires Java8 or later, but you are running 1.7.0_151-mockbuild_2017_08_09_21_42-b00 from /usr/lib/jvm/java-1.7.0-openjdk-1.7.0.151.x86_64/jre
java.lang.UnsupportedClassVersionError: 51.0
	at Main.main(Main.java:124)
                                                           [  OK  ]

Javeのバージョンアップ

Java 1.8.0をインストールして使用するバージョンをalternativesで変更します。説明通りに2を入力してエンターを押すと変更できます。

$ sudo yum -y install java-1.8.0-openjdk-devel
$ sudo alternatives --config java

2 プログラムがあり 'java' を提供します。

  選択       コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1           /usr/lib/jvm/jre-1.7.0-openjdk.x86_64/bin/java
   2           /usr/lib/jvm/jre-1.8.0-openjdk.x86_64/bin/java

Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:2
$ java -version
openjdk version "1.8.0_141"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_141-b16)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.141-b16, mixed mode)

Jenkinsの起動

 $ sudo service jenkins start
Starting Jenkins                                           [  OK  ]

再起動設定

EC2再起動時に自動でJenkinsが立ち上がるように設定しておきます。

$ sudo chkconfig jenkins on
$ sudo chkconfig --list jenkins
jenkins        	0:off	1:off	2:on	3:on	4:on	5:on	6:off

EC2のセキュリティグループ設定

Jenkinsのデフォルトポートが8080で立ち上がるのでエンドポイントはアクセスはhttp://xxx.xxx.xxx.xxx:8080になります。

EC2インスタンスに設定されているセキュリティグループの設定を変更して8080ポートにアクセスできるようにします。

Jenkinsの初期設定

初回起動時は下記画面でパスワードを入力します。パスワードは赤く強調されているサーバーのファイルに書かれているので下記のように出力してそれを入力します。

$ sudo cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
*****************************

入力が完了したらオススメのプラグインを入れるか自分で入れるか洗濯します。オススメを入れておけばいいかと思います。

最後にログイン用の初期アカウントを作成したらJenkinsの初期設定は完了です。

Jenkinsバージョンの簡単なアップデート設定

yumでインストールした場合、jenkins.warが/usr/lib/jenkins/jenkins.warに配置されます。

デフォルトのままだとjenkinsユーザーが自分自身のwarファイルを上書きできないので下記コマンドでjenkinsユーザーに権限を付与します。

sudo chown -R jenkins:jenkins /usr/lib/jenkins

コマンド実行後にブラウザをリフレッシュすると自動アップデートボタンが表示されるようになるので今後はブラウザからJenkinsをアップデーツすることができるようになります。

自動アップデートの場合、一つ前のバージョンに戻すこともできるので安心かと思います。

ぜひ試してみて下さい。

色々と設定が完了したら下記も試してみてください。

Jenkinsからリモートサーバーにsshする設定

関連情報は下記をご覧ください

ビルドの表示時間がUTCで表示されてしまうのでタイムゾーンは変更しておきましょう。

おすすめ書籍

インストールから基本的な使い方まで丁寧に解説されています。改訂第3版として2017年に出版されているので情報としても新しいです。これから使ってみようとしている方は読んでおくと作業が捗る一冊になると思います!

 

AWSをこれから使う初心者の方から現在使っている中級者の方までおすすめできる書籍です。内容はVPC、セキュリティグループ、IAMなどの基本的なことからWEBサービスを作るのに欠かせない、EC2、RDS、Route53などの扱い方が丁寧に説明されています。

中級者向けにはWEBサーバのオートスケール、Cloud Watchを使ったモニタリング方法、セキュリティ等について解説されています。手元において困ったときに読むのにちょうどいい一冊になると思います。

 

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髙妻智一

2013年CyberAgent新卒入社 スマホゲームを作る子会社に所属し、サーバーサイドのエンジニアを担当。2年目の終わりから新規子会社の立ち上げに参加し、サーバーサイドのエンジニアリーダーとしてサービースのリリースから運用までを担当。 2018年仮想通貨のスマホウォレットを提供するGinco Incにブロックチェーンエンジニアとして入社。






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