エンジニア評価の難しさ
エンジニアを評価するのが難しいのは誰もが認識している共通の問題だと思います。
定量的に評価できない技術力、エンジニアじゃない上司の評価、収益に直接反映されない技術領域など現在のエンジニアに対する評価が必ずしも正しい結果になっているとは思いません。
そこで、全く新しいエンジニアの価値形成方法について考えてみました。あなたのことをあなたの周りの人が評価するのではなくあなたがアウトプットしたものに価値を感じた人に評価してもらう仕組みです。
エンジニアのアウトプットに必要なもの
エンジニアがアウトプットするまでに必要なものは価値があるものだと思います。
例えば、プログラミングを書くのをサポートする統合開発エディタやPC、時短のためのツールなどは価値があるものとして多くの人がお金を払ってでも使います。
もう少し広げると働く環境をサポートするチェアーやデスクなどオフィス環境にも少なくないお金が使われています。
他にも必ず必要だけど正当な評価を受けていないものがあります。それが技術ブログとStack OverflowなどのQ&Aサイトです。エンジニアはこの2つがないとプログラミングができないと断言できます。
価値化できていないものを評価する
エンジニアがプログラミングを書くとき良いサンプルコードを探したり、わからないことをネットで検索します。この頻度というのは毎日何回も検索しますし、かなりの時間を問題解決するために使っています。
しかし、技術ブログを書いている人やQ&Aサイトに善意で回答してくれる人に利益があるとは言えません。
Q&Aサイトや技術ブログをよく閲覧していてすごくお世話になっていても自分が回答する側に回ったり、技術ブログを書いて誰かのためになりたいと思う人はなかなかいません。
明確な利益があるわけでもないですし、きちんと回答するにはそれなりの時間も使います。この労力に対して報酬を与えることができない、または価値があると認識されていないことが問題であると考えています。
これは言い換えると報酬を与えて回答やブログを書いてもらうのではなく、回答やブログを書いてくれている人に対して報酬を与える仕組みこそが必要だと考えています。
どうやるのか
ALISやSteemitのように記事や回答を書いてくれた人にインセンティブをあげるのが一番わかりやすくていいですね。
技術的にも実現可能であることは証明されているのであとはどうやって使いやすくするのか、どうやって個人が評価される仕組みを自然に組み込むかにかかっているのかなと思います。
ここに関しては今後も検討して面白い解決方法を探したいと思います。
髙妻智一
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